泣き恋
私は、
ベッドと壁の隙間にハマって

ショウとのキョリを保ったまま
1日の大半をうずくまって生活する。



外とのつながりを完全に切った私は、

この1ヶ月間、ずっとショウの部屋の中にいた。


でも、不思議と1人になっても


「死のう」


って思うことはなかった。


あの世とこの世のはざまみたいな


ぼんやりとした空間。


ここには、そんな空気が漂ってる気がした。
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