しゃんぷー
プロローグ
君は、なぜ
あの日 あの時
あそこに居たの?
冬が始まったばかりの頃
家の近くの公園で
君はベンチに座っていた。
寒そうに
寂しそうに
まるで ‥ 捨てられた猫
のように。
すがるような瞳を
していた事を
きっと君はしらないね。
今じゃ、私が
苦しいよ。
辛いよ。
どうせなら
出会わなければ
よかったかな。
あの頃の 話をしよう。