しゃんぷー
私は包みを受け取ると
イスから立ち上がった。
「じゃあ、またね。店長さん!あ、私今年はきっとクリスマスもバイト出られると思う。」
『あらあら、若いのにデートもなし?もったいないわねぇ。』
「残念ながら、相手がいませんー。」
『もう。じゃあ、出れたらでいいから一応お願いね。』
「はーい、じゃあおやすみなさい。」
『おつかれさまー』
鞄と包みを抱え
私は店を出た。
バイトが終わってからも
結構な時間まったりしていたため、時間はもう深夜1時。
冬の始まりを感じさせる夜の とてもひんやりと冷えた風が私にぶつかる。