キャッチ。
「あたし…頑張るよ。頑張るから絶対助けてね!!途中で逃げたりしたら許さないよ〜♪」
小雪はいつものように笑いながら言った。
「あぁ。」
俺はしっかり頷いた。
「じゃあ、指切りげんまんしよ♪」
「はは…子供じゃねーんだから…。」
俺は苦笑しながらも小指を出す。
「いいの〜、約束する時はこれでしょ♪」
そうでもないだろ…。
「ゆッびき〜りげんまん、ウッソついたら針万本飲〜ます!!ゆ〜び切った!!」
なぜか小雪はスッゲー元気良く言った。
てか
「……針万本って多すぎ。普通、針千本だろ。」
「へ?針万本だよ〜!!」
「千本だよ。」
「万本!!」
そこからは千本か万本かで討論になったり、他愛ない話で盛り上がったりした。