キャッチ。
「あ…」
「う…」
さっき言ったが
授業中だ。
「つまらんのか?どうなんだ?」
「あ〜…いや、その〜…どうなんだい?冬馬くん?」
「ばっ…俺に振るなよ…。せ…先生の授業はスゲー面白いですよ。なぁ、大輔?」
「そ、そうそう。俺たち先生の授業大好きだもん。ははは。」
必死にその場を収めようとする俺と冬馬。
「…そうかそうか。」
先生はニカッと笑って
ガッ!!ガラガラ…ガタン。
ガタッ!!ゴトゴト…ゴツッ。
俺と冬馬の机をぶっ飛ばした。
さらに
「とりあえず授業中なんだ。2人共出てってくれねぇかな?」
さっきの笑顔はどこへやら…。今や鬼の形相だ。