美羽―miu―
自分を責めるしかないのだ……………。


「あのね。廉くん。

気づいているかもしれないけど…あたしは廉くんをずっと前から……」



「いい。いいんだ。」



廉矢はもう明美の気持ちを聞く余裕などなかった。



これからは美羽なしで生きなければいけないのだ。



それは廉矢にとって

絶望的な世界だった。
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