ハルと美咲の七日間
美咲とハル

五年後。美咲はもうそろそろで高校を卒業だ。
「美咲早く~」
「うん。待って~」
「また告白されてたの?もう今月に入って三人目でしょ。相変わらずだねー」
「別にそんなんじゃないけど」
「付き合ってあげればいいじゃん。結構イケメンだったし。あたしなんかすぐオッケーしちゃうけどな」
「うん・・」
「あっでも来年からアメリカ行っちゃうんだっけ」
「うん。」
「美咲英語の成績やばいからね~まあそれ以外もすごいけど」
「う~んそんなんでもないよ」
「うそばっか~いっつもトップじゃん」
「え~そうだっけ」
ハルのことはいつまでも忘れない。いつかハルみたいな人と一緒になりたい。いつか・・。寒い冬が去り、温かい春がやってくる・・・美咲は今日もハルが大好きだったパンクロックを心に流して、そしてハルが追いかけていた夢を今度は私が担って・・学校に向かって行った。カバンにはクマちゃんをつけて・・・
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