ハルと美咲の七日間
「うわこりゃ~すごいわ」
「な、すげーだろ。アズマ前のほう行こうぜ」
「うんちょっと待ってや」
ライブ会場は大勢の人の熱気で溢れていた。下は中学生ぐらいだろうか上は会社帰りの中年のサラリーマンもいた。会社でたまったストレスやうっぷんを発散しにきたのだろう。
ハルとアズマは人ごみをかきわけステージから二列目といったところまできた。そしてステージを見守っていると聞いたことのない曲が流れ男たちがステージのそでから出てきた。
「こいつらしらねぇ~」
「だれやろ?」
さっき受付でもらったパンフレットを見るとジョカーとかいてある。
「ジョイってなんや?」
「しらねぇ~聞いたこともねーや」
そしてジョイのステージが終わると暗くなった。
「次は誰が出るん?」
「スノーフランケンっていうやつら」
「しっとう?」
「しらねぇ~誰だよそいつら。でもその次にブラックアウトが出るわ。やっぱ最後なんだな。」
そしてスノーフランケンのステージが終わるとまた暗くなった。
< 18 / 151 >

この作品をシェア

pagetop