3月18日に屋上で
結局気になって屋上の扉の前まで来た私
「夏に言った事なんて忘れてるよね」
ほぼ諦めてた
でも…少しの可能性を信じて扉を開ける
目の前には青い空が広がってて
鳥の鳴く声が響いている
ただ…人の気配が全くない
「当たり前か…」
少し…いやかなり落込んだけど
春の屋上がとても気持ちがよくて
校庭が見渡せる場所に行く
すると後ろから声が聞こえた
「覚えててくれてたんや」
声の主は信だった
丁度扉の位置からは見えない
所にいたから気付かなかった