必然的な巡り合わせ 《 番外編 完結 》
だとしたら―・・・
なんで葵さんは私がここにいても怒らないんだろう。
普通だったら嫌悪感とか示すばすだよね?
でも、 葵さんがそのことで怒りを顕にすることはなかった。
それは、【彼女】としての余裕??
私より、葵さんと蓮さんの付き合いの方が長いのは明確だ。
そして何より蓮さんの横にいる葵さんを想像しただけでも
・・・・絵になる。
あんなに綺麗な人が当たり前のようにいる蓮さんはきっと―――
私なんかを恋愛対象として見ている筈がない・・・
分かってはいたけどそれが確信に変わった瞬間、ズキッと胸を鈍器で殴られた様な痛みを少しでも和らぐ様に手でおさえた。