必然的な巡り合わせ 《 番外編 完結 》



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早々に仕事を終わらせ帰宅するといつも笑顔で出迎えてくれる望の姿は無く、リビングのテーブルに置き手紙を残して望がいなくなっていた・・・




部屋の温もりが消えていて望がいなくなってからかなりの時間が経っているのがわかる。



慌てて望の部屋に行くと、部屋の隅に段ボールがひとつ置いてあった



その中身は俺が望に買ってあげた物と、生活費として渡してあったお金、それと今までに掛かったであろう領収書と家計簿だった。




これを見た瞬間、自分の意思では望が二度とこの家に戻ってこないと伺いしるには充分なものだった




体中の血の気が一気に引くのがわかったと同時に着替える事も忘れて車のキーと携帯を持ち部屋を飛び出していた。




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