必然的な巡り合わせ 《 番外編 完結 》
『・・・お姉ちゃん大丈夫??』
眉を下げ心配そうに、私の顔をのぞきこみながら手を握ってくる
心の底から心配してくれているのがわかる・・・
『・・・うん。・・ありがとう。もう大丈夫』
ずずっと鼻水を啜り、鼻声になりながら笑顔で答える
『そっかぁ〜!良かった!!』
私が大丈夫と言うとパーっと明るい顔になり、にっこり微笑んだ。
『ママがね!女の子が泣いてる時は黙って手を握ってあげなさい。って言うんだ!僕のママね〜超美人なんだよ!見せてあげるから今ママよんでくるね!』
にこにこしながらママの事を話す男の子はそう言うと
ママ〜!と呼びながらママらしき人に向かって走っていった