必然的な巡り合わせ 《 番外編 完結 》
『『 ・・・・・。』』
葵さんのお店を後にし、再び車に乗り込んだ・・のはいいんだけど。
・・無言。
ちゃんと謝らないと。
『れ、蓮さん。勝手に勘違いして・・勝手に出ていってしまいごめんなさい。』
蓮さんが座っている運転席に体を向けて頭を下げて謝った
私の言葉を目をそらさずに聞いてくれる――
『正直、いなくなった時はめちゃめちゃ焦った。でもちゃんと望の誤解を解きたかったから葵の店に行った。誤解は解けたかな?』
優しく尋ねてくる
『・・はい。』
『良かった。・・じゃあ次から何かあった時は自己解決して暴走しないで俺に聞いてきてな。約束!』
そう言って自分の小指を私の目の前に突き出してきた。