必然的な巡り合わせ 《 番外編 完結 》


『・・・・』


昨日初めてこの仕事を始めて。

殆どと言っていい程何も覚えていない状況で。

隣にはまさかの蓮さんがいて。

頭の中が真っ白になって軽いパニックで。

更に緊張が緊張をよび。

何を話したらいいのかわからなくなって。

一番やってはいけないと言われていた。


・・無言。



頭では何とかしなくちゃと必死に考えているのだけど、どうしよう。どうしよう。の繰り返しで。



まさしく・・・悪循環。




「失礼しまぁ〜すっ!名前はえみりって言いまぁ〜す!横座ってもいいですかぁ?」


緊張とパニックと胸のドキドキが止まらず何も話さない私を心配して店長が気を利かせてくれてヘルプの子を呼んでくれた。



ホッとしたのと同時に、もう二人っきりじゃなくなる事がちょっと残念・・

乙女心は複雑でいて、そして我が儘だ。






だけど・・・・


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