必然的な巡り合わせ 《 番外編 完結 》



『・・・ンッ。・・・』

蓮さんの大きな手が私の胸を包み込んだ時、自分でも驚く程に艶めく声音を上げていた


自分が出した声にはっとして口を手で隠したけど、それをさせないとそっと解かされる。



『いい声。・・もっと聞かせて』

低く少し掠れた声で耳元で囁かれ。

甘い命令に抗う術など私にはあるはずがない



『・・でも・・んッ・・』

恥ずかしいという前に口を塞がれ思考を停止させられて。



『・・ぁっ・・』


甘みを帯びた小さな声を再び発した時、首筋を這う蓮さんの口元が小さく微笑んだ気がした。
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