必然的な巡り合わせ 《 番外編 完結 》
こんな私と蓮さんが一緒に行動している事が蓮さんに対して凄く悪い気がして、
それと同時に自分が不釣り合いと今更気付かされ、急に恥ずかしくなり少し離れて歩くようにした
・・・なのに。
蓮さんは自分が注目を浴びているのを知ってか知らずか、
『望。あの店入ろう。』とか
『望。あの服試着してみ?』とか、どのお店にいてもいつも以上に話かけてきて。
凄く嬉しいの反面、申し訳ない気持ち反面で。
私が蓮さんと一緒にいる
自分という存在が惨めで・・。
『・・蓮さん。今日はもう充分です。・・帰りましょう?』
・・・限界だった。