必然的な巡り合わせ 《 番外編 完結 》
『乗って。』
駐車場に止めてあった車まで戻って来た時、やっと掴まれていた手首が解放された。
何が何だかわからなくて言われるまま車に乗り込んだ
『・・はぁ〜。』
また深く溜め息をしたあと車の窓を少し開けて煙草を吸う蓮さん
蓮さんの行動に一々体が反応して体がビクッとなる。
この異様な空気に蓮さんの顔を見るのも怖くて、ただ下を向いて黙る事しか出来ない
『『・・・・・。』』
お互い無言のまま車のエンジンもかけずいる車内は凄く静かで。
蓮さんが煙草の煙を吐き出す音すらやけに大きく聞こえる。