必然的な巡り合わせ 《 番外編 完結 》
『望!』
『ッ!』
少し大きな声で名前を呼ばれて体がビクンと強張り更に何も言えなくなる
『望が黙ったままだったら何もわからない。・・俺と一緒にいるのが・・嫌だったから?』
『えっ?』
思ってもいなかった言葉が問い掛けられ思わず蓮さんの方を見ると悲しそうな表情で私を見つめていた。
『全然嫌なんじゃありません!』
『じゃあ、何で避ける様な事したの?』
きっぱり否定したのにやっぱりまだ悲しそうな表情のままで。
私の行動が蓮さんを・・悲しませた??