必然的な巡り合わせ 《 番外編 完結 》
望本人は自分が可愛いと言うことに、全く自覚が無いみたいで。
一切気付いてないが買い物に出掛けた時、俺から離れて一人で歩く望に、
他の男から
゙あの子かわいいじゃん"
゙声かけてみるか"
なんて話してる声が俺にはしっかり聞こえて
・・・ふざけんな。
今までに感じたことのない焦燥感に突如急激に襲われた。
この感じが何故なのかわからないまま、冷静さをも失っていたのかもしれない
いや。
確実冷静さを欠いた
望の可愛いさは俺だけわかっていればいい―――