必然的な巡り合わせ 《 番外編 完結 》
友達〜 綾 〜
―― 数日後 ――
カチャカチャ
いつもの様に二人で夜ご飯を食べ終えて洗い終わった食器を片付けているところ
自分の気持ちに気付いて・・・
この気持ちを蓮さんに気付かれない様に必死に冷静を装いながら数日が過ぎた。
当たり前だけど蓮さんはいつもと変わらずあの日の出来事を何もなかったかのように私に接してくれている。
その様子にホッとしたような。
本当はこの気持ちに気付いてほしいような。
でも、きっと蓮さんから見て私なんかは恋愛対象の相手にもならないだろう。
そう思うだけで胸がキュッと痛む。