【短】君だけのヒロイン
あたしと樹くんの出会いは四年前。
あたしが働いている美容院に、樹くんがお客さんとして来たのがキッカケ。
お互い仕事が忙しくて、なかなか会えないから、二年前から同棲してるんだ。
朝起きると、大好きな人が横で寝ている幸せ。
大好きな人が、あたしの名前を囁いてくれる嬉しさ。
全部、樹くんだから、「しあわせ」って感じれるんだよ。
だいすき。
なーんて、樹くんには言わないけど、ほんとはね、いつも心の中で唱えてるんだよ。
だいすきだよ
って。