激甘歳差レンアイ!!
やっと離れた唇。
ぼーっと先輩を見つめてしまう。
いつも、先輩のことばっかり考えてるけど、
今、キスが終わった瞬間は、
考えてるっていうより、いっぱいになる。
すべてが先輩になるんだ。
「俺は、由里のことなんでもわかるよ?」
たまに、気まぐれでくれる甘い言葉に、由里は翻弄され続ける。
「由里の笑った顔も、怒った顔も、泣いた顔も、全部知ってる。」
ちゅ
そう言って初めておでこにキスしてくれた。
先輩は、ズルい。
いつも不意打ちで女の子がドキってしちゃうことをする。
だから、由里の心臓は本当に休まらない。