激甘歳差レンアイ!!


「混んでますね。」



列の最後尾でピョンピョンしてたらけっこう目立つ。



まぁ、こいつ背低いからな;





「あと1時間半は待つな・・・。」


「えぇ~~!!

ってか、先輩背、高いですね。」



確かに、背伸びしなくても前の方まで見えるけど。



「何cmですか?」

「180ちょうど。」



「すごい!!」

「由里は?」



「え・・・・それ、聞いちゃいます?」

「うん。」



由里は、はずかしそうにうつむいてから


「153cmです。」



とつぶやいた。




「おまえ、ちっちぇのな!?」

「んな!!気にしてるのに~。」


由里はぶぅっと膨れる。





俺はそんな由里を優しくなでた。


< 143 / 202 >

この作品をシェア

pagetop