激甘歳差レンアイ!!
「なにが?

俺、謝られるようなことされてないし。」



やっぱり。

そうやって由里の頭をなでてくれる。




「由里、いっぱい京ちゃんを傷つけた。

京ちゃんの優しさに甘えてた・・・・」


ううん。

これは、「利用してた。」って言われても仕方ない。






「京ちゃん!!ごめんなさい。」




必死に涙をこらえて、深く頭をさげた。



「・・・・だから、俺なにもされてないって。


それに、謝らないといけないのは俺の方。

ごめんな、由里。」



ちがうよ。京ちゃんはちっとも悪くないよ。

そう思ってブンブン首を横にふる。



「ホントは気づいてたんだよ。

由里、俺のこと好きじゃないって。


なのに、由里を縛り付けた。

自分勝手で本当にごめん。」



京ちゃんも深々と頭をさげてきた。



< 76 / 202 >

この作品をシェア

pagetop