修学旅行★幼なじみと甘いキス
「どうも」

「! あ…」


目が合うなり、その人は突然わたしに話しかけてきたかと思うと
そのままニッと微笑まれて。

その笑顔に一瞬心臓がドキッとしながらも
つられてわたしも頭をさげる。


「こっ、こんにちは……」


そう言って

そのまま、ぎこちなく顔をあげ直したところで、わたしはポカンとした。


「…?」


ん?

あ、あれ…?


わたし、この人と知り合い…?

たぶん、今の挨拶が初めてなはず、だよね…?


何でいきなりわたしに声、かけてくれたんだろう…。

人違いじゃないよね…??


そう思って、とっさに周りをキョロキョロとするわたしに

その人は机の上で腕組みしたまま、大きく身を乗り出して言った。
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