修学旅行★幼なじみと甘いキス
!!
「あ、それわたしも思った。新垣くんて、さっき加奈子にメアド聞いてきた人でしょ?
あの様子じゃ相当惚れ込んでるっぽいよね、加奈子のこと」
「でしょでしょー?!しかも中3んときから気になってたって!
はぁー1度でイイからあたしも黒ぶちメガネの人からそうゆうこと言われたいぃ」
「…あさみはさ、結局メガネしてる男なら誰でもいんじゃないの?」
あ、ああのときの会話…
やっぱり聞いてたんじゃん…!!
突然振られた話題でボッ!と顔を沸騰させるわたしに、
隣ではすっかり盛り上がっている様子の二人。
しばらくその光景を見つめていると
ひとしきり議論し終えた様子のあさみちゃんが再びこっちを向いた。
「で!加奈子はどうなの?」
「ど、どうって…?」
「もしかして加奈子、付き合ってる人いる…?」
「!えっえぇぇ!!
いっ、いいいいいない!いないって!絶対」
「(そんな全力で否定しなくても…;) そなんだ;
あ、じゃあ、他に好きな人がいるとか?」
「それも、いないけど……」
ウソを言ったつもりはないのに
どうしてこのとき
いないと答えた言葉の裏で
後ろめたさみたいなものを感じたのか
自分でもよく、分からなかった。
うまく言葉に出来ない
もやもやとした気持ちが渦巻く中
記憶の端っこで、入学式の日の出来事が頭をよぎる。
「あ、それわたしも思った。新垣くんて、さっき加奈子にメアド聞いてきた人でしょ?
あの様子じゃ相当惚れ込んでるっぽいよね、加奈子のこと」
「でしょでしょー?!しかも中3んときから気になってたって!
はぁー1度でイイからあたしも黒ぶちメガネの人からそうゆうこと言われたいぃ」
「…あさみはさ、結局メガネしてる男なら誰でもいんじゃないの?」
あ、ああのときの会話…
やっぱり聞いてたんじゃん…!!
突然振られた話題でボッ!と顔を沸騰させるわたしに、
隣ではすっかり盛り上がっている様子の二人。
しばらくその光景を見つめていると
ひとしきり議論し終えた様子のあさみちゃんが再びこっちを向いた。
「で!加奈子はどうなの?」
「ど、どうって…?」
「もしかして加奈子、付き合ってる人いる…?」
「!えっえぇぇ!!
いっ、いいいいいない!いないって!絶対」
「(そんな全力で否定しなくても…;) そなんだ;
あ、じゃあ、他に好きな人がいるとか?」
「それも、いないけど……」
ウソを言ったつもりはないのに
どうしてこのとき
いないと答えた言葉の裏で
後ろめたさみたいなものを感じたのか
自分でもよく、分からなかった。
うまく言葉に出来ない
もやもやとした気持ちが渦巻く中
記憶の端っこで、入学式の日の出来事が頭をよぎる。