修学旅行★幼なじみと甘いキス
「そこの女子遅いぞ!何分だと思ってる!」
「すいません!!」
着替えを終えて、急いで校庭に走って来ると
遅れてきたのは
わたしとあさみちゃんの、二人だけだったらしく
担当の先生がまさに今
点呼を取ろうとしている最中だった。
他の女子生徒は皆すでに集合し、座って待機する中
その後ろを
わたしとあさみちゃんがそそくさと隠れるようにして並ぶ。
「ハァハァ、…こっ、こんな全力疾走したの、久しぶり…呼吸困難でしぬかと思った…。
しかも詩織ってばほんとに先行っちゃうし!」
「だから言ったじゃん。早くしないと置いてくよって」
「で、でもなんとか遅刻扱いにならずに済んで良かったね…」
背中を丸め、ゼェゼェと息を切らすあさみちゃんに
中学のときは陸上部で、その部長も務めていたという詩織ちゃんは、半ば呆れた様子。
それでも何とか授業に間に合ったことに
わたしはホッと胸をなでおろしていた。
前では仁王立ちした先生がさっそく点呼を始めていて
自分も名前が呼ばれるのを大人しく待っていると
先生が立つ後ろの向こうで
クラスの男子たちがサッカーをしているのが見えた。
「すいません!!」
着替えを終えて、急いで校庭に走って来ると
遅れてきたのは
わたしとあさみちゃんの、二人だけだったらしく
担当の先生がまさに今
点呼を取ろうとしている最中だった。
他の女子生徒は皆すでに集合し、座って待機する中
その後ろを
わたしとあさみちゃんがそそくさと隠れるようにして並ぶ。
「ハァハァ、…こっ、こんな全力疾走したの、久しぶり…呼吸困難でしぬかと思った…。
しかも詩織ってばほんとに先行っちゃうし!」
「だから言ったじゃん。早くしないと置いてくよって」
「で、でもなんとか遅刻扱いにならずに済んで良かったね…」
背中を丸め、ゼェゼェと息を切らすあさみちゃんに
中学のときは陸上部で、その部長も務めていたという詩織ちゃんは、半ば呆れた様子。
それでも何とか授業に間に合ったことに
わたしはホッと胸をなでおろしていた。
前では仁王立ちした先生がさっそく点呼を始めていて
自分も名前が呼ばれるのを大人しく待っていると
先生が立つ後ろの向こうで
クラスの男子たちがサッカーをしているのが見えた。