修学旅行★幼なじみと甘いキス
―ピピッ


その後も試合は続き…


これは翔の一人試合なのかと呆れてしまうくらい

さっきから翔ばかりが一人でバシバシとゴールを決めていくおかげで

お互いのチームの得点差はいつの間にか10点差になるまで跳ねあがり
翔のチームはますます優勢していった。



「ナイッシュー!」

「……」



―それでもやっぱり、翔本人はまるで嬉しそうじゃなくて


むしろ相手側のゴールネットに自分の得点が入れば入るほど

翔自身はますますイラだっているようにさえ感じたんだ。
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