修学旅行★幼なじみと甘いキス
「あ゛ーあ゛ー、現在マイクのテスト中」
なんとなくモヤモヤとした気分のまま…
ようやくクラス全員の手元に、番号が行き渡ったかと思うと
しばらくして、マイクを手に持った健くんが
一番前の席から、こっちを振り向くようにして座席から乗りあがる。
「えー、たった今ようやく、ルーレットの結果が出たようなんで発表しまっす。
記念すべき最初の1組目はァ……
【3】と【15】!!」
思わず息も止まるような長い間のあと
マイクのスピーカー通して、ウォォッと響き渡った男子たちの雄叫びのような声に
一気にテンションの上がったあさみちゃんが「どこ!?」と叫ぶように
キョロキョロとあたりを見回す。
「だれ?だれ!?
…ハッ!3と15の人って、もしかして加奈子…!?」
「えっ?!…あ、わたしは11番だったから違うや…」
そう言って、もう一度確認するようにあわてて自分の手元に目を落とすものの
やっぱりそこに書いてあったのは「11」の数字。
あさみちゃんはラッキー7だし
前にいる詩織ちゃんの番号も違うみたい。
「…?だれ?」
「もしかして、いないんじゃない…?」
ペアの数字が発表されても
なかなか姿を見せない二人に、しだいに周囲がザワつき始める。
そのまましばらく皆が困惑していたとき
ようやくどこからかスッ、と手があがったのは…
なんとなくモヤモヤとした気分のまま…
ようやくクラス全員の手元に、番号が行き渡ったかと思うと
しばらくして、マイクを手に持った健くんが
一番前の席から、こっちを振り向くようにして座席から乗りあがる。
「えー、たった今ようやく、ルーレットの結果が出たようなんで発表しまっす。
記念すべき最初の1組目はァ……
【3】と【15】!!」
思わず息も止まるような長い間のあと
マイクのスピーカー通して、ウォォッと響き渡った男子たちの雄叫びのような声に
一気にテンションの上がったあさみちゃんが「どこ!?」と叫ぶように
キョロキョロとあたりを見回す。
「だれ?だれ!?
…ハッ!3と15の人って、もしかして加奈子…!?」
「えっ?!…あ、わたしは11番だったから違うや…」
そう言って、もう一度確認するようにあわてて自分の手元に目を落とすものの
やっぱりそこに書いてあったのは「11」の数字。
あさみちゃんはラッキー7だし
前にいる詩織ちゃんの番号も違うみたい。
「…?だれ?」
「もしかして、いないんじゃない…?」
ペアの数字が発表されても
なかなか姿を見せない二人に、しだいに周囲がザワつき始める。
そのまましばらく皆が困惑していたとき
ようやくどこからかスッ、と手があがったのは…