修学旅行★幼なじみと甘いキス
「あ、…で、でもさ!
こっちは見ててすごい面白かった、よ」

「……」



ズーン……



え゛

あ、あれ…;

なんかよけい落ち込んでない…?;


自分なりに一生懸命励まそうとして言ったつもりが

直哉くんにはそれが更にこたえたみたい…


さっきよりも
大きく頭がガクッと下がったかと思うと
そのまま放心してる…


「…俺」


しばらくの間
ひとりオロオロしていると
直哉くんがゆっくりと俯いていた顔をあげる。


そして…


「…ほんとは加奈子ちゃんとが良かったな」


直哉くんがさりげなくそんな事をボソリとつぶやいた気がしたとき

後ろから声がした。



「はい、じゃーお次ラスト!
【11】と【22】!」





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