修学旅行★幼なじみと甘いキス
「……。
はっ?!」
その瞬間
自分でもビックリするぐらい、ものスゴい大きな声が出て
わたしは自分の口を手で押さえた。
それでもまだ、頭はポカンとして固まったまま…
しばらくしてキョロキョロとあたりを見回す。
「……」
するとこんな時間になっても、
いまだこのロビーにしぶとく佇んで話をしてる生徒なんか
気づいたらもう
翔とわたしの二人ぐらいしか残ってなくて、やっぱり聞き間違いなんかじゃない。
“加奈子も来いよ”
やっぱり…
今の言葉、ほんとに翔が言ったの?
あの翔が
わたしに…?
わたし、を…?