修学旅行★幼なじみと甘いキス

「え゛？；」

「もー、そうならそうと早く言ってくれれば良いのにぃ♪加奈子ってば水くさいなぁ」


部屋から飛び出してくるなり
あさみちゃんの口から聞かされたのは思わずドキリとするような発言で

キャッキャとあどけなく笑うあさみちゃんの後ろでは
あのクールな詩織ちゃんでさえなぜかウンウンと頷いている。


そんな二人を前にサー…ッと一気に血の気が引いたわたしは
何やらイヤな予感を感じながらもおそるおそるこう尋ねた。


「…あ、あの、二人とも。
こ、これは一体どういう…(ていうか何でバ、バレて…；)」

「あっ、うん！
そうそう実はね！
キャンプファイヤーが始まるちょっとくらい前に加奈子、外の廊下で広瀬くんと何か話してたでしょ？
ぶっちゃけあの時の会話ねぇ、同じ階にいたウチらにも全部聞こえてたんだよ～！」



……う、