修学旅行★幼なじみと甘いキス
「じゃあ次、D組の男子」

「……」



先生の言葉に
黙って頬杖をついていた翔は、すぐに立ちあがることはしなかったものの

少ししてガタ…と席を立つ。


そのまましばらく黙って立っていたあと

ようやく翔が口にしてみせた言葉は…



「…広瀬」



という、たったの一言で。


ぶっきらぼうにそれだけ呟いたかと思うと

あっさりと席に着いてしまったんだ。
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