修学旅行★幼なじみと甘いキス
しばらくの間、下を向いて黙っていると
ふいにツカツカと誰か近づいてくる足音がして
ベッドのカーテンが勢いよく突然――シャッ!と開いた。
その音にわたしの肩がビクッ!と跳ね上がる。
「あ、起きた?」
そう言って
開いたカーテンからひょっこりと顔を出したのは、白衣を着た女医先生。
その瞬間、わたしはホッと胸をなでおろした。
「急用が入って少しのあいだ保健室を空けてたら
あなたがいきなり眠ってるからびっくりしたじゃない」
「す、すみません」
「まぁここを留守にしてたあたしが悪いんだけど。
…ねぇそれより大丈夫?さっきからココ、乱れてるわよ」
ちょっとイジワルそうに笑ってこっちを見てきた先生に、わたしはポカンと口を開ける。
すると今度は胸元近くを指さされ、ふいに下を見てみると
さっきまでここで眠ったまま
寝苦しさからつい…自分で取ってしまったのか
制服のボタンがいくつか外れて、しわくちゃになっていた。