修学旅行★幼なじみと甘いキス
「……」
わたし、何を期待していたんだろう。
保健室まで負ぶってもらっても。
今こうして
家までわざわざ自転車で送ってもらっても。
それでもお互い
出会った時から
わたしたちはいつだって背中合わせで。
ちゃんと向かい合えたことなんて一度もなくて。
そのまま反対方向に突き進み、今日まで遠ざかってきてしまった翔とわたしの関係が
今さらそう簡単に変わったり、交わったりする事なんてない。
近づく事すら出来ないんだって。
そんなのもうとっくに…、分かってた。
分かりきってたはず。
なのに……。
わたし、何を期待していたんだろう。
保健室まで負ぶってもらっても。
今こうして
家までわざわざ自転車で送ってもらっても。
それでもお互い
出会った時から
わたしたちはいつだって背中合わせで。
ちゃんと向かい合えたことなんて一度もなくて。
そのまま反対方向に突き進み、今日まで遠ざかってきてしまった翔とわたしの関係が
今さらそう簡単に変わったり、交わったりする事なんてない。
近づく事すら出来ないんだって。
そんなのもうとっくに…、分かってた。
分かりきってたはず。
なのに……。