卒業なのに
集団の中にいても
あ、いたんだ
て言われたこともなんどもあって
いてもプラスにならない
マイナスにもならない
マイナスになる人のほうが
まだよかった
存在価値があるから
自分は絶対的な存在
だって
思ってたのは
自分だけで
そのすべてが
否定された
心を校舎においてくることもなく
思い出も
いつもなにか
消えてしまって
3年間を返せと
言いたいところ
だけど
帰ってきても
また繰り返すだろうな
って思う
そんな自分に
期待して
失望もして
後悔もした
何も言わなくても
周りに人が集まってくるあの人や
誰とでもとっつきあえるあの人
そんな人がうらやましくて
誰からも愛されるあの人
誰からも愛されないあの人
そのどちらでもない自分がいて
結局
なんだったんだろうって
風はまだ後押ししてくれているのに
なんだか前に進みたくない
後ろを振り返りたくもない
まるで暗闇の中にいるように
急に視野が狭くなる