キモチ
1、学校生活
転入-テンニュウ-
「東海林鈴です。皆さんに一言言います。気安く視界に入らないで下さい。」
クラス中…唖然した。
私が入る前のガヤガヤ感が一つも無い。
そして先生までもが唖然している。
「先生私の席はあの空いてる席ですよね。」
「ああ…」
「もう座って良いですよね?」
「ああ。」
私は窓側の一番まえの席に座った。
周りはヒソヒソと先生に聞こえないように小声で私のことを言っていた。
それを知ってか先生は「毒舌な転入生だか、みんな仲良くしてくれ。」
私は同情や上辺だけで仲良くされるのは嫌いだ。
「別に一人で良いです。視界に入られるの嫌いなんで仲良くされても困ります。」
私の一言でまた周りは静まりかえり先生はため息をつきながらホームルームを終らせた。