6年1組
ウチはいつものように翔に話し掛ける。


ウチらだっていつも喧嘩してる訳じゃないよ!!

「翔てっさぁ、矢口の事好きなんじゃん!? 良かったなぁ、近くじゃん……」

いつもと変わらない口調だったけど、何だかいつものように言えないなぁ。


「ハァ!? 好きじゃねぇから!!」


翔は否定した。


……ズキンッ……ズキンッ………嘘つき。バレバレだよ……。

翔の頬は赤く染まってた。
「あれぇ? 顔が赤いよ? 正直じゃ無いなぁ!」

ウチはいつもどうり馬鹿にしたような口調で翔にいった。
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