6年1組
「あぁ……、何着てくかなぁ…」
ウチは、見た目も性格も男っぽいから服も男物ばっかり。
「まぁいいや、適当適当」
素早く着替えて朝御飯を食べた。
「そろそろ行くかな……」
ふと時計を見ると、9時50分を示していた。
「いってきまぁす」
まだ寝ている兄貴に伝えて自転車に股がった。
「連チャン、藍、翔、大介、おはよう」
「まどか〜、おはよう! 」
藍が元気よく挨拶をしてきた。
「おっ、巨体」
「おせーよ」
連チャンと大介は返事を返してくれた。
翔は……、シカトかよ!
ひでぇ……。