彼女にキスの花束を

「ひでぇな!俺旭のことまってたのに!」


「は?」


悠斗のはなしいわくどうやら俺と一緒に帰る気だったらしいが

靴箱をみるとまだ靴が残っていたから昇降口で待っていたらしい。



なんか、ものすごく友達想いみたいな感じの雰囲気だけど、実際そんな感じじゃないからな。


最近のような気がするが、一緒に帰る約束をしていた僕ら。

だけど悠斗に会えなくてメール送ったり、電話したりいろいろしてたんだけど一向に返事がなかった。


そしたら僕がちょうど家に着いたとき


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From 悠斗
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先帰る。

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遅ぇから!!!

もう、着いちゃったし。



てなことがあった。

そんな奴がわざわざ会えない僕を待っているなんて考えられない。


しかも、今日の放課後こいつは僕が手紙に書かれた場所に行くことを唯一知っている奴だ。


どう考えても確信犯...
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