彼女にキスの花束を

「はよー、旭ー。」

「おう、悠斗。」


「なんか、テンション低くね?」

「あーまー、いろいろあってさぁ」


とりあえず悠斗に夢でみたことから奇声を上げて起きたことを弟に見られたことまでを話した。


「そりゃ、あれだろ、正夢に違いないな。」


真顔で言う悠斗の頭をおもいっきり殴った。


「冗談だろ?そこは受け流せよ。」

「うっさい、馬鹿!


冗談にしてもひど過ぎるだろ。…結構気にしてるのに。


「とりあえず、会ってみてからだろ。てか、たかだか夢ごときにそんな悩むとか絶対おまえのが馬鹿だと思うわ。」


そういって悠斗に小さく頭を小突かれた。



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