【完】アニキ、ときどきキス
放課後。
いつもより早く仕事が終わった私は、荷物をまとめて玄関を出た。
グラウンドでサッカーの練習を見ていた山田先生が私に気づき、駆け寄ってくる。
「北原先生、今帰りですか?」
「はい」
「待っててください、送っていきますから!」
「あっ」
私が断ろうとする前に、山田先生はニッコリ笑い、車へ向かって駆けだしていってしまった。
私のために、真っ直ぐに駆けていってくれることを、嬉しく感じてしまう。
私は高鳴る胸をキュっと押さえた。
いつもより早く仕事が終わった私は、荷物をまとめて玄関を出た。
グラウンドでサッカーの練習を見ていた山田先生が私に気づき、駆け寄ってくる。
「北原先生、今帰りですか?」
「はい」
「待っててください、送っていきますから!」
「あっ」
私が断ろうとする前に、山田先生はニッコリ笑い、車へ向かって駆けだしていってしまった。
私のために、真っ直ぐに駆けていってくれることを、嬉しく感じてしまう。
私は高鳴る胸をキュっと押さえた。