【完】アニキ、ときどきキス
「そんなわけないよね。
苗字だって違うし」
私は家庭調査票のファイルをパタリと閉じた。
***
職員室に入ると山田先生が私に気づき話しかけてきた。
「北原先生。
なかなか上から降りてこないから、心配してたんですよ。
任されたの大変なクラスだったって、聞きました」
私のこと気にかけてくれたんだ。
私の胸はキュンとした。
ちょっとしたことがとても嬉しかった。
「気にかけて下さってありがとうございます。
気になる子はいましたけど、そこまで大変ではなかったですよ?
みんな、私の話よく聞いてくれましたし」
「そうなんですか。
良かったですね」
「え!?」
山田先生は私の手をギュウっと握り、満面の笑顔を向けた。
私は突然のことで頭がパニックになった。
苗字だって違うし」
私は家庭調査票のファイルをパタリと閉じた。
***
職員室に入ると山田先生が私に気づき話しかけてきた。
「北原先生。
なかなか上から降りてこないから、心配してたんですよ。
任されたの大変なクラスだったって、聞きました」
私のこと気にかけてくれたんだ。
私の胸はキュンとした。
ちょっとしたことがとても嬉しかった。
「気にかけて下さってありがとうございます。
気になる子はいましたけど、そこまで大変ではなかったですよ?
みんな、私の話よく聞いてくれましたし」
「そうなんですか。
良かったですね」
「え!?」
山田先生は私の手をギュウっと握り、満面の笑顔を向けた。
私は突然のことで頭がパニックになった。