【完】アニキ、ときどきキス
「いや、俺は・・・・・・」
直太朗は後ろで見ていた遥のことを見る。
「遥・・・やっぱり遥ですのね」
穂高が手に持っていたチョコをギリっと握りしめる。
箱がぐちゃっと潰れる。
なんかこの感じ・・・穂高が前、遥をいじめていた理由が理由なだけに、私は慌てて立ち上がり、仲裁に入ろうとする。
「あ、あのね、穂高」
止めようとした時だ。
「私、遥に弟子入りしますっ」
「ハア!?」
一番に驚いたのは遥だった。
穂高が遥に近づき、遥の手をぎゅーっと握る。
「よろしくお願いしますね」
「ヤダ」
遥は一言だけ吐き捨てると、教室を出て行く。
「待って下さい」
その後ろを穂高が追いかける。
なんだかこうしてると、はじめの頃が嘘みたい。
直太朗は後ろで見ていた遥のことを見る。
「遥・・・やっぱり遥ですのね」
穂高が手に持っていたチョコをギリっと握りしめる。
箱がぐちゃっと潰れる。
なんかこの感じ・・・穂高が前、遥をいじめていた理由が理由なだけに、私は慌てて立ち上がり、仲裁に入ろうとする。
「あ、あのね、穂高」
止めようとした時だ。
「私、遥に弟子入りしますっ」
「ハア!?」
一番に驚いたのは遥だった。
穂高が遥に近づき、遥の手をぎゅーっと握る。
「よろしくお願いしますね」
「ヤダ」
遥は一言だけ吐き捨てると、教室を出て行く。
「待って下さい」
その後ろを穂高が追いかける。
なんだかこうしてると、はじめの頃が嘘みたい。