【完】アニキ、ときどきキス
卒業式。
みんなが座る横に座り、一人一人の顔を見る。
1年間の思い出がよみがえってくる。
そして、私のクラスの呼名の順番が来た。
私は立ち上がり、マイクの前に立つ。
「6年2組卒業生・・・・・・」
名前を呼ぶたび、その子との思い出が頭にパッと浮かぶ。
ああ・・・これでこの子ども達と過ごすのは最後なんだ。
「七瀬遥」
「はい」
遥が立ち上がり、壇上へと向かう。
ここを卒業したら、遥はみんなと離れて新君と旅立つ。
私はマイクから離れ、そっと涙を拭いた。
そして退場の時間が来た。
私は6年2組のみんなの前に立った。
立ち上がり、みんなと一緒に礼をして、退場。
・・・のはずなのに、みんなが私の後に続いてこない。
みんなが座る横に座り、一人一人の顔を見る。
1年間の思い出がよみがえってくる。
そして、私のクラスの呼名の順番が来た。
私は立ち上がり、マイクの前に立つ。
「6年2組卒業生・・・・・・」
名前を呼ぶたび、その子との思い出が頭にパッと浮かぶ。
ああ・・・これでこの子ども達と過ごすのは最後なんだ。
「七瀬遥」
「はい」
遥が立ち上がり、壇上へと向かう。
ここを卒業したら、遥はみんなと離れて新君と旅立つ。
私はマイクから離れ、そっと涙を拭いた。
そして退場の時間が来た。
私は6年2組のみんなの前に立った。
立ち上がり、みんなと一緒に礼をして、退場。
・・・のはずなのに、みんなが私の後に続いてこない。