【完】アニキ、ときどきキス
「これからお帰りですか?」


「はい」


「そうなんですか・・・・・・あの!
僕初めてでよく分からないので、色々教えて欲しいんですが・・・・・・これから時間ありますか?」


「はい。1時間くらいなら」


「そうなんですか。
じゃあ、どこかでお昼ご飯でも食べませんか?」


「いいですよ」


山田先生は私の返事を聞くと、ホッとした笑顔を浮かべて笑った。

笑顔がとても可愛らしかった。

母性本能がくすぐられるってこんな感じなのかも。



私と山田先生は近くの喫茶店に向かった。


「どうぞ」


山田先生はテーブルの椅子をひいて、私をエスコートしてくれた。

こういうの慣れてるのかな?

こんなシチュエーションに慣れてない私はどぎまぎしながら席につく。


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