【完】アニキ、ときどきキス
「あー・・・・・・こんな所で言う予定じゃなかったんですよ。
飲屋街で、僕ジャージだし。

本当最悪」

山田先生はヘロヘロとその場にしゃがみ込んだ。


「あの、山田先生?」


山田先生の隣に私もしゃがみこむ。

私の顔を見つめる山田先生。


「北原先生。
僕はあの人みたいに、無理矢理、その・・・・・・キスとか?しませんから・・・って何言ってんだ、僕」


山田先生はちっちゃくうずくまり顔を隠した。


耳まで真っ赤・・・・・・。


突然山田先生が私の両手をとって真剣な表情で私を見つめた。


「僕は、北原先生が好きです!
ちょっぴりドジだけど、頼りになるところとかツボなんです。
あの・・・僕じゃダメですか?」


突然の山田先生の告白だった。


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