『無題』

第二章―andante

・・・また、目が覚める。

いや、少し違うか。

正確に言えば意識が覚醒した感じだ。



・・・・・・・それにしても。

「変な夢、だったなぁ」

溜息混じりに呟く言葉。


・・・でも、

もしかしたら本当に何かが起きるかもしれない。

そんな気持ちが心を支配し、いつもより少し早めに寮をでた。
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