君の詩を聴かせて



―君に伝えたい歌がある
 これは君に贈る愛のうた

 薄蒼く白む空の向こう
 オレンジ色の太陽が
 ゆっくりゆっくり沈んでく

 隠しきれない頬の赤みに
 君は気付いていたのかな
 心の声を言葉に出来ずに
 君を傷つけた あの頃

 僕は何も知らない
 知る気もない弱虫
 零れ落ちる君の涙の意味さえ
 知らないままだった



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