君の詩を聴かせて



 葵は円香のことを忘れてるのか、何も言って来なかった。

 そっちのほうが都合いいから、何も言わないけど。







 打ち上げもお開きになって、家に帰る。

 ただ家に帰るのもつまらなくて公園に寄った。

 あんな話をしたせいか、無性にあのうたを歌いたくなった。

 アコギ、持ってきててよかった。

 まさか歌わされるとは思わなかったけど。



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